学級理念

親子が「同級生」を演じると

おやこ小学校は、習いごとではありません。子どもさんの行動を親御さんが見守る場所でもありません。
親と子どちらもが主役として協働し、互いの新たな一面を「発見」するための学校です。
 
普段のご家庭では「親」は子にとって完成された存在ですが、おやこ小学校ではそのベールを脱ぎ「同級生＝おともだち」として対等な立場になり、体やことばを使ってたくさんのミッションに挑んでもらいます。
時には親御さんにお仕事のことや子どもの頃の自分について、お子さんについてなど、赤裸々にお話いただくこともあります。
 
完璧ではない、一人間としてのさまざまな「個」の姿を互いに出し、新しい一面に気づく。それぞれの役割を生かし、一緒に作業をしてゴールを喜び合う。
 
そんな体験を重ね、思い出をつくり、子どもさんが大人になった時、困難に当たった時にふと思い返して勇気が出るような宝物の記憶になったら良いなと思っています。
 
作り上げる過程で地元の方や学生さんにも協働してもらう点もおやこ小学校の特徴です。多世代・多業種の協働によって、それぞれをやわらかな自然光で照らすような企画に育てていきたいと考えています。